Q:ダンススクールをはじめたキッカケは? |
A:OL時代にダンススクールに通っていました。もちろん、インストラクターの先生に教わっていたのですが、先生の教え方がイマイチで、ニアンスの伝え方が上手くなったんですよね。 つまり、自分の頭に描いていたインストラクターのイメージとは違っていました。 やっぱり、かっこいいとかスマートなイメージを描いていましたね。 TVだとか、他のダンススクールの体験などを通じて、やっぱり違うなぁって感じました。インストラクターになったキッカケは、お友達といっしょに、インストラクターの試験に行ったんですよね。 行ったっていうよりも、付いていったって感じですけど。 それが合格しちゃって・・・ダンススクールをはじめたのは、表現する楽しさを、上手く伝えられたらいいなぁって思ったのがキッカケですね。 私ならこう伝えていく。そう思うと、どんどん世界が広がってきましたね。 伝えたい、同じ気持ちを分かち合いたい。その気持ちが強いです。 |
Q:どのようにして、ダンスの楽しさを伝えていますか? |
A:計算でも、九九があるでしょ。九九を習うことで、速く合理的に計算することができますよね。 ダンスにも、ダンスの九九があると思っています。(私のオリジナルの考え方ですけど)ダンスの基本を、私はダンスの九九に考えて教えています。たとえば、リズムの取り方、体重のかけかた、どこの筋肉、どこの関節をどう動かすのか、エッセンスに分けながら教えています。そのエッセンスを融合させると、一つのダンスの形になると考えています。子供の身長、体重、経験、表現力はみんな違うので、うまく九九を組み合わせて、子供の自分なりのダンスを作ってもらえたらいいなぁって、いつも思っています。もちろん、ダンスはたくさんのみんなといっしょに表現します。 合わせることも大切ですし、その部分もちゃんと伝えています。 だけど、子供なりの表現力を大切していきたいですし、いつか自分を抜かしてもらいたいと思っています。最近では、抜かされたなぁって思うほうが多いかも・・・ |
Q:小さい子供たちへの伝え方は? |
A:小さい子供たちに伝えるのは、私が一番得意としている部分で、好きな部分です。 子供たちには、楽しみながら笑ってもらえたらいいなぁって思っています。 子供たちは、とにかくおかしいな、おもしろい、つまりファニーな部分を上手く伝えてあげると、リラックスしますし、私自身がおもしろいって思うから、上手く伝わるんだと思うんです。 ギャーとかワァーとか、そういう擬声音を上手く利用しながら、リズムを伝え、ダンスの形を教えています。 また、そうすると、子供たちも想像力を上手く膨らませてくれて、本当に楽しみながらレッスンができていると思っています。もちろん、楽しく教えながら、ストレッチを通じて、ダンスに必要な柔軟性などの、体の基礎づくりもしています。 それが自然にできているので、子供たちもあまり苦にならず、歌を歌いながら、ボディータッチを通じて健康的で、スマートな体をつくるようにしています。ストレッチも、はじめはとてもキツくて、痛いっていう恐怖心が芽生えてしまうんですよね。 そういう部分を楽しさに変えていく。。私の得意分野です。 |
Q:私も保護者ですが、子供たちに変化があるように思います。 自分らしさが、上手く表現されてきたような・・ |
A:生まれたときに、同じ人間はいません。双子でも、まったく同じではありません。 そういう意味では、すべての子供に自分らしさがあるんだと思っています。 ダンスでは、みんなに合わせて、同じ動きをする部分が多いです。 それがダンスの醍醐味であって、ダンスのすばらしさです。 でも、ポーズを決める場面などでは、上手く自分らしい部分、自分のオリジナルポーズを考えてもらいながら、表現してもらうようにしています。 恥ずかしがる子には、ヒントを与えてあげて、そこからオリジナルのポーズを考えてもらいます。なかなか上手くいかないときは、5パターンぐらいのポーズを教えたりするけど、「先生はこれ以上浮かばない。じゃみんなで考えようか」という感じで、みんなで考えたりする事もあります。ピースをするときに、下を向いたりしないでしょ。それに、自然に笑顔になりますよね。 そこにリズムを合わせていくと、子供なりにピースの形を変えたり、みんなと違う表現をするように自然になります。言葉とヒントを上手く伝えていくと、子供たちは自分の考えを上手く表現してくるようになるんです。 本当に、私が教えられる場面の方が多いですよ。そのポーズ貰った!なんてね。 |
Q:タレントを目指している子供たちも、多いと思うんですけど。。。 |
A:なりたいと思っても、なれない職業が多いのが現実ですよね。 でも、なりたいと思う方向性をちゃんと持つことは必要です。 タレント専門のスクールに通っても、タレントになれるかというと、本人に意思や努力が足りないと、全員がタレントになれるわけではありません。 このダンススクールにも、タレント志向の子供たちもたくさんいますし、そうじゃない子供もいます。 私が大切にしているのは、子供たちの潜在能力であって、それを引き出すのが私の役目だとも思っています。だから、同じように、同じことを教えています。ダンスを通じて、物事の理解力や、自分らしさ、がんばろうと言う意識が、子供たちに芽生えたらいいなぁって思っています。セルロダンススクールは、子供たちの潜在能力を引き出すことを中心に、子供たちに接しています。 強い志が芽生えれば、私は本当にうれしいです。 |